2025年大阪・関西万博のオランダパビリオン 設計・建設を担当するコンソーシアムが決定! - 日本
2025年大阪・関西万博のオランダパビリオン 設計・建設を担当するコンソーシアムが決定!
この度、オランダ外務省とオランダ企業庁(RVO)は、2025年大阪・関西万博におけるオランダパビリオンの設計・建設を担当する共同事業体、コンソーシアムを選定しました。日蘭の企業からなるこのコンソーシアム「A New Dawn」は、建築事務所『RAU』、体験型デザインスタジオ『Tellart』、エンジニアリング・コンサルタント会社『DGMR』、大阪の総合建設会社『株式会社淺沼組』で構成されています。受賞デザインは、2023年6月5日に日本とオランダで発表される予定です。
オランダパビリオンの設計と建設には、循環型の持続可能な建築の考え方が重要な要件でした。『RAU』は、循環型建築の国際的なリーダーでありパイオニアと言える建築事務所で、材料と天然資源の再利用は『RAU』の哲学の中心となっています。国際的なデザインスタジオである『Tellart』は、新しいテクノロジーを使用した実体感のあるストーリーテリングを得意としており、これまでの豊富な経験を生かし万博の来場者体験を作り上げてくれるでしょう。エンジニアリング・コンサルタント会社の『DGMR』は、安全で持続可能かつ健康的な生活環境を実現するためのソリューション提供を得意としています。総合建設会社の『淺沼組』とのパートナーシップは非常に重要だと考えています。オランダ政府は、このコンソーシアムが特別なパビリオンを創造してくれると確信しています。
2025年大阪・関西万博のオランダパビリオンでは、人々が集まり創意工夫を凝らすことで、世界的な課題に対処するための新しいアイデアを提示し、体験できる場にしたいと考えています。「私たちは、気候変動や健康問題など、国際的な危機に直面しています。これらは皆が共に力を合わせなければ解決することはできません。そのため、2025年の万博への参加は、共通の基盤を見つけ、新しいパートナーシップを築くことの重要性に焦点を当てます。オランダはその準備が整っています。私たちは、魅力的なパビリオンと対話型のプログラムを通じて、オランダのイノベーションを紹介し、国際的な協力を呼びかけるつもりです」と、リーシェ・シュライネマッハ オランダ外国貿易・開発協力大臣は述べています。「我が国のパビリオンの設計と建設は、素晴らしい模範となることでしょう。選ばれたオランダ企業と日本企業の良好なパートナーシップのもとで、オランダパビリオンが実現することを大変うれしく思います」。
今回選ばれたコンソーシアムは、オランダパビリオンの設計・施工・メンテナンス保持・完成を目的とした、RVO実施の欧州での入札手続きを経て決定されました。この入札には、合計12件の提案が提出されました。有効な入札書を提出した落札者には、手数料が支払われます。